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第1回学生通訳コンテストが開催されました!

本学の中村弘秋君(3年)が優勝しました。



>>通訳コンテストの様子(動画)はこちら



名古屋外国大学主催「第1回学生通訳コンテスト」で優勝した中村君のコメントです。



通訳コンテストで学んだこと

3年 中村弘秋

  今回の通訳コンテストは、優勝という名誉の他にも学べたこと、得たものが多くありました。それらがあったからこそ、優勝という最高の結果に繋がったのだと思いますし、その経験は頂いた賞状など以上に今後の人生に役立つのではないかと思います。

 まず一つ目は事前の準備の大切さです。英語でも”Readiness is all.”という表現がありますがまさにその通りで、準備をすることで得られる自信の大切さを思い知らされました。今回のコンテストでは約1ヶ月前に大まかなテーマとサブトピックが告知され、約1週間前にキーワードが教えられましたが、どのトピックを担当するかは当日のくじ引きで決定するためすべてをムラなく勉強しておかなければなりません。さらに教えられる内容は断片的なものでしかなく、その単語が意味するところや関係する組織・条約などはすべて自分で調べる必要がありました。さらに不幸なことに、当日のくじ引きでは一番調べた量が少ないマイナーなトピックを担当することになってしまいました。しかしそんな場合でも、他の9つのトピックについて調べる中で得た環境問題全体に対する知識が局地的知識の不足を補ってくれ、「こんなに勉強したのだからなんとかなるはずだ、わからないはずがない」と焦らずに自信を持つことができました。そして本番でも自分の予期したとおり、包括的な知識が理解の大きな手助けになってくれました。全体像があらかじめ頭に入っておけば、少し聞き取りに苦労してもある程度推測をすることができ、また大きな間違いというのを犯しにくくなります。それに対して予備知識がないと聞き取りにすべての理解を委ねなければならず、語や数字の取り違えも起き、何より不安材料が増えるため自信がなくなりがちです。そのため事前の準備を怠らず自信をつけることは大切なことだと思いました。

 次にフォーマルな英語の大切さです。英語力を語る際に多用されるのが「ペラペラ」という表現ですが、ペラペラ喋れるようになることが最終到達点ではありません。流暢に喋れることはもちろん大切ですが、大切になってくるのは何を話すかということです。ただ喋ればいいというものではありません。特に自分のキャリアに英語を活かしていこうと思う場合は、「英語が喋れる」だけでは不十分で、「英語で話せる」ということが必要だと思います。つまり日常会話が十分に出来るだけでは、まだまだ入り口に立ったぐらいでしかないということです。そこからさらに必要とされるのは高度、知的、専門的で中身のある会話を展開させていく能力です。それには英字新聞やニュースなどで政治・経済といった分野の語彙を増やすと共に、日本語においても広く知識を集めようと常にアンテナを張っておく必要があります。さらに公式な場での通訳を想定すると、日常言葉ではなくある程度かしこまった英語・日本語になれておく必要があります。会議通訳をしているのに同年代の友達に話しているようなくだけた英語が出てきてしまっては、明らかに適切な訳とは言えないからです。そのためにはフォーマルな語彙や文章構成力も身に着け、どんな場でも恥ずかしくないような英語が話せるようになっておくべきです。これは何も通訳だけに限った話ではなく、英語を職業に活かそうと思った場合その分野の大抵のことは英語で説明できるぐらい語彙力をつけておいたほうがいいと思います。特にサービス業では丁寧な英語も必要とされます。英語はよく日本語と異なり敬語がない言語だと言われますが、もちろん丁寧な言葉遣いはあります。いくら日本ほど顧客・従業員の上下関係が厳しくないとはいえ、友達や目下の人に使うような言葉をクライアントに使うようなことはありません。このように日常英語と仕事での英語は別のものと割り切り、外大生としてはどちらかに偏重することなく均等に慣れていくといいのではないかと思います。

 三つ目に、支えてくださった皆様への感謝を挙げたいと思います。今回僕が優勝という栄誉にあずかることができたのも、当日まで寝る間も惜しんで準備に奔走されてきた浅野先生、現代国際学部事務室スタッフの皆様、先生方、通訳研究会のメンバー全員、そして当日僕を応援しに駆けつけてきてくれた多くの友人、そういった方々に支えて頂いただくことができたからです。当日もそのことがわかっていたため、ほとんど緊張することなく落ち着いて舞台に上ることができました。それが今回のような結果につながったのではないかと思います。また応援してくださった人々にこのような結果を持ち帰ることができ、少しは頂いたご恩に報いることができたかと思うと喜びもひとしおです。これからもこの結果に満足することなく、これを機にさらに努力を積み重ねていきたいと思います。

最後になりますが、この場を借りて支えていただいたすべての方々に改めてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

07年12月4日

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