教員紹介


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名古屋外国語大学 現代国際学部 現代英語学科

ジェレヴィーニ・アレッサンドロ G.
Alessandro G. GEREVINI

准教授

My life has been defined by my greatest passion, which has always been traveling to unknown places. When it’s not possible to do it physically, I do it through literature. Fiction can be a wonderful way to learn about many aspects of daily life, habits, feelings and thoughts even of the people furthest away from us.
In addition to literature and travel, I love languages, Latin dances and African music.

略歴

2007.4~2012.3 早稲田大学 オープン教育センター
2012.4~2018.9 早稲田大学 国際学術院 国際教養学部
2012.4~2018.9 東京藝術大学 言語・音声トレーニング・センター

研究・専門分野

専門分野
日本文学、表象文化論、カルチュラルスタディーズ

研究分野
現代日本文学、越境文学、比較文化、言語学


ゼミナール

このゼミのテーマは、「越境文学」のひとつとしての「日本語文学」です。対象とするのは、日本語を母語としない作家たちが日本語で制作した文学作品です。更なる選択の基準は、著者が自由な状況の中で日本語の創作をしていることであり、つまり母語でも書けたのに、外国語である日本語をあえて選んでいるということです。
文学に国境はあるのか、母語とは何か、日本語の所有権は誰にあるのか、国籍、人種、言語などはどのような形でアイデンティティ構築に影響を与えるのか、外国語で創作する限界はあるのか、それとも新たな可能性は生まれるのか……日本語文学の作品を精読することによって、上記のような問いに様々な答えを探していきます。

 

卒業研究のテーマ例

吉本ばななの小説における「食」

日本語非母語話者の文学作品にみられる日本語の可能性

ロマンス諸語の名詞の「性」

世界の『星の王子様』


主な研究業績

【著書】
題名 単・共 発行日 発行所名 備考
『ボクが教えるほんとのイタリア』 2001.12 新潮社
『イタリアンばなな』 2002.11 NHK出版 吉本ばななとの共著
『ファザーランド』 2005.4 青土社
『パンのようにおいしいイタリア人』 2005.6 新潮社
『翻訳家の仕事』(「エウリピデスからばななまで」) 2006.12 岩波書店
『和伊中辞典』(第2版) 2008.3 小学館 執筆・校正
『食べたいほど愛しいイタリア』 2009.7 新潮社
『須賀敦子が歩いた道』(「異なる言語のあいだに、等しく生きたひと」) 2009.9 新潮社
『いつも心にイタリアを』 2010.2 新潮社
『わたしの「もったいない語」辞典』(「唄」) 2018.1 中央公論新社
【学術論文】
題名 単・共 発行・発表日 発行雑誌又は発行学会等の名称 備考
『イタリアにおける吉本ばなな現象』 1999.6 イタリア研究会報告書No.79
「よしもとばななの原点を読み解くキーワード〈家族〉〈食〉〈身体〉」 2002.11 NHK出版 アレッサンドロ・ジェレヴィーニ、よしもとばなな著『イタリアンばなな』収録
【学会発表等】
題名 単・共 発行・発表日 発行学会等の名称
『Banana Yoshimoto in Italia』 1998.2.5 早稲田大学イタリア語・文化研究会
『現代日本女性文学における身体性』 1998.8.24 国際交流基金ブラジル・サン・パウロ日本文化センター共催「第9回全ブラジル及び第1回ラテンアメリカ日本語・日本文化学会」
『イタリアにおける吉本ばなな現象』 1998.12.7 イタリア研究会第219回例会
『Japanese Literature in Italy』 2004.3 米国・コロンビア大学国際シンポジウム「Translation matters」
『吉本ばななの翻訳』 2008.10.12 日本通訳・翻訳学会
『イタリアン・プライドーイタリアに対するステレオタイプの容認と拒絶』 2009.11.6 早稲田大学公開シンポジウム「日本の中のイタリア・文化表象にみるイメージの社会構築をめぐって」
『Translating Yoshimoto Banana into Italian 2013.4及び2014.4 早稲田大学国際教養学部 (特別講義)
『Contemporary Japanese Literature in the World: Reception and Evaluation』 2015.8 山梨大学教育国際化推進機構 大学教育センター (特別講義)

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